こんにちは、タチ子です!
突然ですが、夫が転職しました!
我が家にとっても門出の一歩。今日はこの出来事に対する気持ちを綴っていこうと思います。
20代の頃に比べ、
- 家族やキャリアなど守るものは増え
- 勢いや若さは少しなくなってきちゃったかも
という大人に、
- 不安は備えあれば少しは薄まるよ
- 決意して動くことでいいこともたくさんあるよ
と読み物程度に見ていただけたらと思います。
はじめに:夫の職歴や妻のスタンス
まず、夫は今の会社が嫌でしょうがなくて転職した、というわけではありません。
以前の記事で触れていますが、夫には20年以上続けている趣味があります。
現職は、夫がライフワークを自由にすることにも理解があり、応援もしてくれていました。
残業も休日出勤もなく、家事も手伝ってくれる夫の働き方を、妻であるタチ子も全力で応援していました。
夫が転職した理由
では、なぜ転職したのか。
業界面:斜陽産業だった
コロナウイルスによりただでさえ厳しくなった広告業。
中でも夫は二次産業の紙面広告の代理店、という時代の流れとしては厳しい企業に勤めていました。
といっても単なる広告枠の販売だけでなく
- ノーベル賞に選ばれるような先生の講談会を開催したり
- リアル「下町ロケット」のような職人さんたちと談笑したり
- 世界に誇れる素晴らしい技術にたくさん触れさせて頂いたり
やりがいはとてもあったそうです。
「紙面広告」の枠を超える提案が奏功し、ありがたいことに営業成績としては中小企業ながら5年以上会社トップ。
とはいえいくら裁量を持った挑戦をさせてもらっても会社としてはやはり「広告代理店」
取り組み先企業も、予算上も、近年は少しずつ「できなくなること」が多かったようです。
労務面:やりがい搾取の会社だった
業界・会社は前述したような状況。社員も抜けていってしまいます。
もともと2桁人数の会社ですから、従業員ひとりひとりの影響は大きいです。
優秀な人は抜け、サボり癖のある人だけが残る。
給与は完全に年功序列。
目標は退職者が出ても見直されることはなく一律前年比120%成長。
個人目標も抱えている業務規模・前年の成績に関わらず120%成長が強いられました。
気がついたら夫の目標と会社2位の営業の目標数字には3倍の差がついていました。
額面上は倍以上会社に貢献しても、「目標未達」とボーナスがワンランク下がる。
達成しても色気は1ヶ月分にも満たない額。
目標を達成するため、有休も取れない状況。
それでも夫は前向きに仕事をしていました。
残業は自身がコントロールして絶対しない主義だったからまだ良かったけど…
有休一日も取らないのは心配でしたね。
業種面:「営業」ができなくなった
業界の大きな流れもあり、既存顧客からの売上拡大よりも、新規開拓、中でも短期的な広告枠販売を命じる指示がありました。
もちろんそれは会社の経営方針なので従うほかないのですが、転職の決め手はこれでした。
夫はよく私にいいます。
自社商品の押し売りをする力ではなく、買い手の悩みやニーズを聞いて、その解決案の1つとして自分ごと化してもらうことだと思うんだよね。
- ひとつひとつの事業を根本まで理解して
- 過去のトライアンドエラー、これからのビジョンを丁寧に聞いて
- 第三者視点で提案していく。
そうやって、一社ではできない新たなシナジーを生み出すことに魅力を感じていた夫。
ここ数年、とくにコロナになってからは、リモート会議に不慣れな取引先も多く、満足に「対話」ができないことをもどかしく感じていたところで、この方針転換は堪えたそうです。
やっと聞けた悩みへの解決案提示が、単なる「出面の販売」。
ただお金を溶かさせちゃっている気がして、もっとじっくり育てれば良い提案ができるのに悔しいんだよね。
私も夫から、5人位のおじいちゃんたちが生み出して社会を下支えしている素晴らしい技術の話を聞くのが大好きでしたので、切ない気持ちで話を聞いていました。
これらのことが積み重なり、40代を迎える前、今がラストチャンスだと、転職を決意したそうです。
夫が転職を決意して得たこと
正確には未だ現職に在職中ですが。
自身がどう評価されているかわかった
お世話になった取引先に「転職します」とお伝えしたところ、たくさんの方から色々とフィードバックを頂いたそうです。
- いつも親身に聞いてくれて任せられた
- レスポンスが早くて助かった
- 知識の幅が広くて驚かされた
いくら普段良くしてくれている取引先でも、転職するタイミングくらいしかこんなフィードバックいただけないし、励みになるよね。
恵まれてたんだねぇ〜
今になって振り返るとこれは会社のおかげかも、と夫はいいます。
現職の強みが見えた
小さい会社なので、上流から下流、むしろ流れになる前の湧き水探しからやってきた仕事。
裁量を持たせてもらい、とにかくがむしゃらに、納得行くまでやったからこそこの評価が得られたのだと。
夫は小さいながらもこれこそ、この会社の強みだと、退職挨拶で伝えてきたそうです。
在籍十余年、20代の半ばから働いて、とてもいいご縁があったようですね!
そして最後に…一番はこれですね
将来への期待と、当面の労務条件の改善
ここは本当に期待!
- 現職フィードバックで得た自信と
- 転職チャレンジの動機になっている新会社での業務内容。
とにかく心と身体が穏やかに健やかに、永く働ける会社になりますように。
幸い近しい業界のステップアップというような転職。
現職関係者からの評価も高い会社なので、今後の夫の活躍に期待します😊
感情が溢れてしまい長くなってしまいました。
ここからは夫を応援する妻として、家計を守り資産形成している立場から我が家の今後の影響について考えてみます。
夫の転職により増える妻の心配
妻は手放しに転職を喜べたでしょうか。
やっぱり心配だったよねぇ
- 夫の心身の健康が心配
- 家計への影響が心配
- 生活への影響が心配
以前触れたように、夫は新卒から2社続けてブラック企業にあたってしまうくじ運…
優しく物腰が柔らかいのはとてもいいところですが、強くモノを言えるタイプの人間ではありません。
加えて30代後半での15年ぶりの転職…
DINKSの我が家は割と自由に動けるとはいえ。
突発的な残業も多い妻をフォローしてくれる夫の家事力が、新会社の業務内容により欠けるかも!?という心配もありました。
夫の転職、家庭へのメリットは?
では、妻に増えたのは心配だけでしょうか。
もちろんそんなことはありません。
世帯年収が上がりそう
条件通知が来て、年収はありがたいことに上がりそうです。
安定して維持・上がっていくことを祈ります。
家族会議の時間が増えた
これはとても有意義なことでした。
夫婦といえど、お互い別々の会社で働く社会人。
将来の健康・家・生活水準・理想の暮らし方に対する価値観などをすり合わせし直すいいきっかけになりました。
我が家のように夫婦別財布だとなおさらかも大切なことかもしれません。
我が家の資産形成への影響は?
では夫の転職により、今進めている我が家の諸計画は変わるのでしょうか?
変わらなかったこと。資産形成、妻の働き方
- 資産形成:変わらず
- 妻の働き方:変わらず
妻は現段階では転職の予定はありません。
もともと数年先には仕事を引退したい妻。
40歳に向けて退職の意向も変わらず、むしろ資産の拡大と比例してその意思は加速しています。
資産形成の目的が、妻の月々の本業収入に変わるインカムを築くなので、夫の収入に依存せず、愚直に積み上げを続けます。
変わったこと。家計管理への姿勢
ただ一点、家計管理においては家族の考え方が変わりました。
お互い元気が一番だけど、お互いに何かが起きたときに助け合える準備をしようと。
我が家ではお金のことはほぼ妻が行っています。
ただ、それは「担当している」だけで「家族の幸せのために共同出資している」こともまた事実なのです。
夫婦で行った勉強会の模様はこちらでまとめます。
まとめ:夫の転職で改めて家族の将来について考えた
今日は30代共働き夫婦の夫が転職する事について、この数ヶ月考えていたことをまとめました。
- どんなに今が楽しくても、仕事は将来性を見据えながら選びたい
- 仕事は自分の強みを活かした業界を選べるうちに選びたい
- 慣れ親しんだ職場からの転職は本人・家族にとっても心配だが、チャンスにもなり得る
不安を解消するには、とにかく話して、納得して、将来に備えること!
夫の夢を応援する妻としては、万が一、夫にこの先仕事でつらいことがあっても、半分こして持てるよう、計画的に地道に資産形成を続けて行ければと思います。
資産形成を始めていたおかげで夫の背中を押す選択も素直にできたのかも知れません。
がんばれ旦那ちゃんフレッ*⸜( ॑꒳ ॑ )⸝*フレッ
それでは今日はこの辺で。
I hope you will have a good life !!
あなたの人生がより良い人生となりますように…♡